子どもは成長するに伴い、視野を広げ、認識力を高め、自己探求や他者との関わりを深めていきます。そのためには、発達段階にふさわしい生活や活動を十分に経験することが重要であると考えています。
起床、朝食の時間はそれぞれの家庭によって違います。当然、クラスには様々な生活リズムの子どもたちが一緒に生活しています。保育園での生活は、それぞれの家庭から始まった一日の延長線上にあるわけですからその子どもに合った家庭からの生活リズムを大切に保育しています。ですから同じテーブルでお昼(給食)をクラスの皆が一堂に集まって食べることはありません。
小学校、中学校(義務教育)に進むと、クラスが年齢別に構成されているので、年齢別教育に疑問を持たれる方は少ないと思います。今後の社会生活の礎を築く幼児期ですが、実際の社会生活をみてみると例えば会社という組織においても単一な年齢ではなく様々な年齢で構成されています。個人や集団においても様々な年齢や経験をした者が互いを支え、補うことで成長でき成熟していきます。異年齢での生活の中でより多くの刺激を受け、子どもたちは成長していきます。
生活のリズムとあそびのリズムを大切に考えています。規則正しい生活やあそびのリズムの繰り返しが子どもを安定させる基本と考えています。情緒の安定した子どもは、話をよく聞くことができ、ものの扱いが丁寧で環境に自ら関わり働きかけ成長していきます。また遊びによく集中し、危険なことをしなくなります。
子どもたちは、自分から周りの環境に興味を持ち、積極的に「あそび」に参加し、学習していきます。子どもの学習能力は「あそび」を通じて育ちます。いろいろな「あそび」に興味を持ち、集中して学び、持続して遊ぶことで「集中力」、「記憶力」、「想像力」、「思考力」、「企画力」、「組織力」、「行動力」が発達します。やわらぎ保育園は、「あそび」こそが乳幼児期の子どもにとっての大切な学びと考えています。
子どもスポーツ研究所MOVE ウェブサイト